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陽の当たる教室通信No.79【悔しい気持ちとの向き合い方】

2020.02.17 mon
囲碁教室

ご覧いただきありがとうございます。
陽の当たる教室のつかさ先生です。

先日、教室に体験で遊びに来てくれたお子さんが居ました。
その子は以前から囲碁を習っていたそうで、ちょうど陽の当たる教室の生徒と同じくらいの棋力でした。
そこで、普段は棋譜並べや棋譜覚えしかやらない生徒(対局より一人で黙々とやるのが好きな子です)に1局打ってもらいました
お互い二桁級なので、取ったり取られたり、死んだり生き返ったりで目まぐるしい戦いの末に1目差で体験できたお子さんが勝ちました。
すると、普段負けたらさっさと棋譜並べを始める生徒が「むっきー、もう一回!」と珍しく再戦していました。
1目差という僅差もそうですし、本人にも勝つチャンスがあったと感じるからこそ悔しかったのでしょう。
しかし、その生徒はさらに2連敗しました。
もうやる気なくなったかなーとつかさ先生は思っていたら
「来週来る?」と聞いていました笑

それ以外の日でも、先日のジュニア本因坊大会で昇級して13路盤を卒業した女の子が初めて他の生徒と19路盤で打ちました。
負けてしまった時、その子は「もう打たない、つかさ先生と打つー」と言っていました。
つかさ先生はだいたい負けてくれるから打ちたいとずっと言っていました(その日は時間がなく結局打てませんでした。)

年齢の違いもありますが、それぞれ悔しい気持ちに対しての向き合い方が違うなと感じました。
どちらかの言動が良いとか悪いとかはありません。
ただ、二人の生徒に共通して良いなと思ったのはちゃんと「悔しい」という気持ちを声に出して表現していた事です。
自分の気持ちと向き合う事はとても難しいものです。
特に、今の子どもたちは良い子が増えました。
相手を困らせる様な表現をするのをさけている様に思います。
だからこそ、つかさ先生は負けた時には「悔し〜」と叫んで欲しいと考えています。
マイナスの気持ちもちゃんと表現してその感情との向き合い方を身につけて欲しいのです。

いろんな気持ちと向き合うチャンスを作るためにも、いつも同じではなくたまには新しい事に挑戦したりできる環境を作らなくてはと考えさせてもらえた日でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆様とお会いできる日を心待ちにしております。

つかさ