陽の当たる教室No.88【かんしゃくの対応】
ご覧いただきありがとうございます。
陽の当たる教室のつかさ先生です。
子育ての本や、教育論の本を読むと
褒めることの大切さを書いてあることが
多くあります。
実際、厳しく叱るよりも
正しいやり方を伝えて、それができた時に褒めた方が
子どもはよくできるようになります。
褒めることはいいことではあります。
しかし、つかさ先生が褒めないと決めている場面があります。
それは、ダメなことをした後にそれを戻した時です。
例えば、負けたのが悔しくて碁石を地面に散らかしてしまった時です。
子どもがかんしゃくを起こして物を地面に投げたり
物をぶちまけるということは、お子さんをお持ちの方なら
必ず遭遇したことがある場面だと思います。
その時、つかさ先生の対応は決まっています。
「元に戻したら次のことをするよ」
碁石を床に落としたら、優しい生徒は拾ってくれようとします。
しかし、かんしゃくを起こして落とした時は
「拾わなくていいよ、〇〇が拾うからね」
と止めてしまいます。
そして、かんしゃくを起こした生徒が石を拾って戻したときに
「ありがとう、よく拾えたね」
のような褒め言葉は絶対に使いません。
ダメな行動をしてそれを元に戻した時に褒めるのは
子どもに間違った認識を与える可能性があるからです。
良い行動をするよりも、悪いことをしてそれを正した時の方が
先生にかまって(反応して)もらえる。
集団の中で1人逸脱した行動をしたり
わざといたずらをする子どもの目的は
かまって(反応して)欲しいからです。
なので、つかさ先生はダメなことをした生徒が
みんなと同じ状態戻った時は褒めません。
つかさ先生が誉めると決めているのは
普通の生徒です。
手を膝に置く
背筋が伸びている
静かに課題に取り組んでいる
やることをしっかりやっている子を
ちゃんと褒めていると、子どもたちはよくみているので
真似をして褒めてもらおうとします。
そして真似をした生徒もちゃんと褒めてあげる。
当たり前のことを当たり前にできる子を褒める。
これがうまくできていると、1日の教室がスムーズに進みます。
偉そうなことを言っておきながら、
つかさ先生も完璧にできない日があります。
毎日が勉強です。
また、子どもたちが行きたいと思える教室を作れるよう
つかさ先生も学んで行きます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
興味を持っていただけたら嬉しいです。
つかさ先生