【レポート】ひだまりお花見会22/4/3 お花見から学んだこと
はじめましての方もそうでない方もこんにちは。
Mayuです。
4月3日(日)はひだまりお花見会を開催しました。
今回は8名の方にご参加いただきました。
参加していただいた皆さま、ありがとうございました。
実はこの日はお天気が悪かったんです。
もともとの予報では曇りのち雨。雨は夕方からの予報でした。
しかし、朝起きてみると、なんともう雨が降っているではありませんか!!!
ようやくコロナが一時的にでも落ち着き、
お客様と屋外で初めてのお花見ができると思っていたので、
とても残念な気持ちになりました。
しかし・・・
前日にある出来事があり、ひだまりに桜の木が何本かあったので、
カフェスペースをお花見会場のような配置にして、
お客様に少しでもお花見気分を味わっていただけるようにしようと決めました。
ある出来事とは・・・
前日に、お花見を開始する時間に下見に行ったのです。
どの場所でやろうかな~?と。
しかし、そこにレジャーシートを敷いている人は2組だけ。
しかも、親子2人のグループと、親子3人だけ。
そして周りにお花見で散歩していたり、ベンチに座っている少人数の人たちはいるものの、
グループはいませんでした。
「明日こんな中でブルシートを広げて対局をしていたら、
周りの人の視線でお客様に不快な思いをさせてしまうかもしれない・・・」
お店に帰り迷いました。
今年はあきらめて店内で過ごすのか。
それとも、予定通り公園でブルーシートを広げるのか。
考えた結果、
「お客様に不快な思いをさせたくない」
また囲碁を打っていた場合、イコール地元なので全員が「ひだまりのひとだ」と認識できてしまい、
地域の方に不快な思いをさせてしまうかもしれないと思い、
今回はお客様には謝って、店内で過ごしていただこうと思いました。
そこでひらめいたのが、カフェスペースで桜をみながら雰囲気だけでも味わってもらおうというプランです。
桜の木を購入し、カフェスペースにブルーシートを敷いて、
おつまみ、お酒を楽しみながら、9路盤、13路盤で対局してもらおう!
ということで、すぐさまいつもお世話になっているお花屋さんに。
まゆ「こんにちは!桜の木ありますか?」
お花屋さん「月曜日にはいってくるけど、今日はないよー」
まゆ「そうなんですね・・・。明日使いたかったのですが・・・。」
お花屋さん「あ、でも散りかけているのはあるけどもってく?」
というわけで、桜の木を分けていただきました!
散りかけではありましたが、あと1日お花見をする間だけなら、
気温もそんなに高くなかったので、もちそうでした。
店内に持ち込む間に、結構花びらをばらまいてしまいましたが、
お店にもってきたら、いっきに春らしさを演出することができました!
駅前の花きささん、ありがとうございました!!
その後営業がはじまり、午後3時くらいに気温もあがってきたので、
ダメ元でもう一度現場に足を運びました。
結果・・・
「めっちゃ人いるやん!!!」
外国人グループ、3組くらいの家族連れがでっかいレジャーシートを広げてビザを食べている、
などなど、まったく気にしなくてよいくらい、宴会をしている方がいました。
よかったー!!!
そんなこんなで、前日からお弁当を仕込み、当日を迎えました。
起きてみると、さきほど書いたように雨・・・
でも結果的に、昨日お花屋さんにいただいた桜の花が、
あまりちらずに、素敵な演出をしてくれました。
朝、参加される皆さまに、
「雨なのでお花見はひだまりでやります」と連絡させていただきました。
誰一人としてがっかりすることなく、足を運んでくれました。
ひだまりでお花見会の形を皆さまにお伝えしていなかったのですが、
雰囲気だけでも味わってもらえたようでよかったです。
今回、このような形を思いついたのは、
2018年にIGOZAという、カフェスペースにござを敷いて囲碁を楽しむ会をやっていた経験があったからです。
なぜそのイベントをやったかというと、
外国人の方に、床で囲碁を楽しむという文化を体験してもらったからです。
(結果、椅子に座る文化圏の方は、「床に座ると足がいたいね!」とのご意見をいただきました笑)
その時のことを思い出し、今回のスタイルが実現しました。
経験は宝ですね!!
イベントはというと、
お客様同士で自己紹介をして、そのあと各々が9路盤、13路盤で対局。
その後、囲碁の席に移って4対4の連碁(一局を8人で完成させる)を行い、
あとは個別対局という流れで行いました。
毎週土曜日に開催している、棋力別対局会は、
コロナの影響もあり、宴会スタイルはとっていませんでした。
今回は食事つきで12時~19時という長丁場でしたが、
ほとんどの方が最後までお店に残って対局を楽しんでくれました。
これが本来のひだまりというか、コロナの前まではこの情景が当たり前にあったんです。
しかし、この2年間、このような情景を見ていなかったので、ほっとしたというか、
「まだお客さまから必要とされていたんだ」と思える1日でした。
日々お客様はひだまりに足を運んでくれます。
しかし、多い日もあれば少ない日もあります。
でも、現実的にいって、ビジネスとしてやっている以上、
少ない日が続けば残念な選択をしなければなりません。
コロナ禍1年目は何がおきているのかわからず、不安でいっぱいになりました。
正直、この年の記憶が全くありません。ただ、毎日元気な顔で出勤することだけを心掛けていた日々でした。
あんな状況でも、1日たりともお客さまがゼロだったことがないのが救いでした。
2年目は、毎日のように「やめるのか?やめないのか?」を自問自答する毎日でした。
今も自問自答する日は正直あります。
それでも、こうしてお客様の笑顔を見ると、
どうにか続ける道はある!という気にさせてもらえますし、続ける道を探したい。
暗い気持ちをねじ込んで前を向いて進みます。
良かったことは、コロナがあったことで、
当たり前の日常が当たり前じゃないことを教えてもらいました。
お客さまが来るということは、日常でも当たり前でもない。
そして、来たくても来られないひともいる。
私たちにとっては、お店で過ごす毎日は日常です。
しかし、お客さまにとっては、5カ月に一回、1年に一回、数年に一回かもしれない。
そんなことに気づかせてもらえる大切な期間です。
話は大幅にそれてしまいましたが(Youtubeでも良く脱線します・・・)
本来であれば、お客様に楽しんでいただくのがイベントです。
しかし、今回は開催することで多くのことを学ばせていただきました。
ブランBが大切なことも(笑)
まだ状況は完全には落ち着いていないので、
元通りとはいかないと思っています。
しかし、これからもお客様に楽しんでいただけるお店作りをめざして、
スタッフ間でいろいろと勉強し、行動していきますので、応援していただけたら嬉しいです。
久しぶりのため長文になってしまいました。
最後まで読んでいただいたみなさま、ありがとうございます。
ひだまりでお会いできることを楽しみにしております。
Mayu